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[NEWS]在レオン総領事館からの注意喚起(感染症危険情報)(外務省海外旅行登録「たびレジ」)
2016年11月01日
ジカウイルス感染症に関する感染症危険情報が更新されました。メキシコにおいても感染者数の増加,感染地域の拡大傾向が続いています。ジカウイルス感染症に関連するギラン・バレー症候群の発生もメキシコ保健当局より発表されています。
バヒオ地域にお住まいの皆様及び旅行者の皆様へ
在レオン日本国総領事館
1 感染症危険情報の更新
10月28日,外務省は,ジカウイルス感染症に関する感染症危険情報を更新し,海外安全ホームページ( http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo_2016T175.html )に掲載しました。同危険情報のポイントは次のとおりです。全文については,上記URLを御参照ください。
【ポイント】
●ジカウイルス感染症は,蚊に刺されること以外にも,性行為によって感染することがあります。妊娠中又は妊娠予定の女性が感染すると,母子感染によって胎児に小頭症等の先天性障害を来す可能性もあり,流行地域に渡航・滞在中の男女は十分な注意が必要です。
●ジカウイルス感染症は,感染しても症状が出ないか,症状が軽いため気づきにくいことが多く,性行為感染や母子感染のリスクを避けるためにも,流行地域から帰国した男女は,症状の有無にかかわらず,少なくとも6か月間は性行為の際にコンドームを使用するか,性行為を控えるようにしてください。
●日本国内にもジカウイルスを媒介する蚊(ヒトスジシマカ)が生息しています。国内で感染を広げないためにも,流行地域からの帰国後は,症状の有無にかかわらず,少なくとも2週間程度は忌避剤を使用し,蚊に刺されないための対策を行ってください。
2 メキシコ関連情報
(1)メキシコ国内では,メキシコ保健当局が本年10月21日までに累計5,204名のジカウイルス感染症患者が確定診断されたと公表しています。感染が確認されている州は,アグアスカリエンテス州,バハカリフォルニア・スル州,カンペチェ州,コアウイラ州,コリマ州,チアパス州,ゲレロ州,イダルゴ州,ハリスコ州,ミチョアカン州,モレロス州,ナジャリット州,ヌエボ・レオン州,オアハカ州,プエブラ州,キンタナ・ロー州,サン・ルイス・ポトシ州,シナロア州,ソノラ州,タバスコ州,タマウリパス州,ベラクルス州及びユカタン州の計23州で,さらに感染発生地域が拡大しています。これらの州の中でもチアパス州,ゲレロ州,オアハカ州,ベラクルス州の4州で特に多数の患者が発生しています。
妊婦への感染例はこれまでにカンペチェ州,コリマ州,チアパス州,ゲレロ州,イダルゴ州,ハリスコ州,ミチョアカン州,モレロス州,ナジャリット州,ヌエボ・レオン州,オアハカ州,プエブラ州,キンタナ・ロー州,サン・ルイス・ポトシ州,タバスコ州,タマウリパス州,ベラクルス州,ユカタン州の計18州で確認されており,妊婦の患者数の累計は2,593名となっています。なお,引き続き小頭症発生の報告はありませんでした。
また,メキシコ保健当局は本年第40週(10月2日~10月8日)までに,ジカウイルス感染症に関連するとみられる,ギラン・バレー症候群患者が6例発生したことを公表しました。これらの患者はタバスコ州,チアパス州,ゲレロ州及びキンタナ・ロー州の4州で発生しており,いずれも感染者数の多い州です。
(2)ジカウイルス感染症には特別な治療はなく,予防のためのワクチンが実際に使用できるようになるまでにはまだ時間がかかる模様です。感染経路は蚊に刺されることと,性交渉を介したものが主ですが,まずは蚊に刺されないことが最も有効な予防手段です。ジカウイルス感染症を媒介するネッタイシマカ・ヒトスジシマカは,メキシコでも患者が多く発生しているデング熱やチクングニヤ熱も媒介するので,これらの病気にかからないためにも蚊対策は重要です。
そのためには家の周囲などに蚊が繁殖する水たまりを作らないこと,蚊が生息する場所ではネッタイシマカ・ヒトスジシマカが活動的になる日中から夕方にかけては肌を露出しない衣服を着用し,有効な成分を含む虫除け剤(成分としてディート(DEET,N,N-Dietil-3-metilbenzamidaまたはN,N-Dietil-m-toluamidaとも表記),ピカリジン(Picaridina,Icaridina,KBR3023と表記)またはIR3535(Ethyl N-acetyl-N-butyl-ß-alaninate,Ethyl Butylacetylaminopropionateと表記)を含むもので,これらはメキシコ国内で入手可能)を使用するなどして蚊に刺されない工夫をすることが必要です。
なお,これらの成分を含む製品の例は次のとおりです。これらの製品には同じブランド名でも有効成分の濃度が異なるものがあり,濃度が低いものは効果の持続時間が短く,頻回の使用が必要となりますので,使用の際には製品に記載された用法・用量に従い,適切に使用して下さい。
・OFF!
http://www.scjohnson.com.mx/off/home.html
・mon amour
http://monamour.mx/repelente-contra-insectos-de-120-ml250ml/
(3)また,性行為による感染は,これまで考えられていたよりも一般化していることがわかってきており,調査結果からは,ウイルスが精液の中に約6か月残存する可能性があることも分かってきています。このためWHOは,流行地域から帰国した全ての男女に対し,症状の有無にかかわらず,帰国後も最低6か月間はコンドームを常に使用するなどして安全な性行為に努めるか,性行為を控えるべきと勧告しています。
3 日本政府においては,政府広報オンラインにおいてジカウイルス感染症を防ぐためのポイントや関連リンクを紹介しています。また,厚生労働省においてリーフレットを作成していますので併せてご参照ください。
<政府広報オンライン>
何が危ない?どう防ぐ?ジカウイルス感染症(ジカ熱)予防のポイント
http://www.gov-online.go.jp/useful/article/201605/2.html
<厚生労働省作成リーフレット>
・ジカウイルス感染症等の蚊媒介感染症の感染予防
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000127145.pdf
・蚊を減らすための対策
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000127146.pdf
・児童の保護者等向け
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000127156.pdf
引用元:外務省海外旅行登録「たびレジ」
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/
バヒオ地域にお住まいの皆様及び旅行者の皆様へ
在レオン日本国総領事館
1 感染症危険情報の更新
10月28日,外務省は,ジカウイルス感染症に関する感染症危険情報を更新し,海外安全ホームページ( http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo_2016T175.html )に掲載しました。同危険情報のポイントは次のとおりです。全文については,上記URLを御参照ください。
【ポイント】
●ジカウイルス感染症は,蚊に刺されること以外にも,性行為によって感染することがあります。妊娠中又は妊娠予定の女性が感染すると,母子感染によって胎児に小頭症等の先天性障害を来す可能性もあり,流行地域に渡航・滞在中の男女は十分な注意が必要です。
●ジカウイルス感染症は,感染しても症状が出ないか,症状が軽いため気づきにくいことが多く,性行為感染や母子感染のリスクを避けるためにも,流行地域から帰国した男女は,症状の有無にかかわらず,少なくとも6か月間は性行為の際にコンドームを使用するか,性行為を控えるようにしてください。
●日本国内にもジカウイルスを媒介する蚊(ヒトスジシマカ)が生息しています。国内で感染を広げないためにも,流行地域からの帰国後は,症状の有無にかかわらず,少なくとも2週間程度は忌避剤を使用し,蚊に刺されないための対策を行ってください。
2 メキシコ関連情報
(1)メキシコ国内では,メキシコ保健当局が本年10月21日までに累計5,204名のジカウイルス感染症患者が確定診断されたと公表しています。感染が確認されている州は,アグアスカリエンテス州,バハカリフォルニア・スル州,カンペチェ州,コアウイラ州,コリマ州,チアパス州,ゲレロ州,イダルゴ州,ハリスコ州,ミチョアカン州,モレロス州,ナジャリット州,ヌエボ・レオン州,オアハカ州,プエブラ州,キンタナ・ロー州,サン・ルイス・ポトシ州,シナロア州,ソノラ州,タバスコ州,タマウリパス州,ベラクルス州及びユカタン州の計23州で,さらに感染発生地域が拡大しています。これらの州の中でもチアパス州,ゲレロ州,オアハカ州,ベラクルス州の4州で特に多数の患者が発生しています。
妊婦への感染例はこれまでにカンペチェ州,コリマ州,チアパス州,ゲレロ州,イダルゴ州,ハリスコ州,ミチョアカン州,モレロス州,ナジャリット州,ヌエボ・レオン州,オアハカ州,プエブラ州,キンタナ・ロー州,サン・ルイス・ポトシ州,タバスコ州,タマウリパス州,ベラクルス州,ユカタン州の計18州で確認されており,妊婦の患者数の累計は2,593名となっています。なお,引き続き小頭症発生の報告はありませんでした。
また,メキシコ保健当局は本年第40週(10月2日~10月8日)までに,ジカウイルス感染症に関連するとみられる,ギラン・バレー症候群患者が6例発生したことを公表しました。これらの患者はタバスコ州,チアパス州,ゲレロ州及びキンタナ・ロー州の4州で発生しており,いずれも感染者数の多い州です。
(2)ジカウイルス感染症には特別な治療はなく,予防のためのワクチンが実際に使用できるようになるまでにはまだ時間がかかる模様です。感染経路は蚊に刺されることと,性交渉を介したものが主ですが,まずは蚊に刺されないことが最も有効な予防手段です。ジカウイルス感染症を媒介するネッタイシマカ・ヒトスジシマカは,メキシコでも患者が多く発生しているデング熱やチクングニヤ熱も媒介するので,これらの病気にかからないためにも蚊対策は重要です。
そのためには家の周囲などに蚊が繁殖する水たまりを作らないこと,蚊が生息する場所ではネッタイシマカ・ヒトスジシマカが活動的になる日中から夕方にかけては肌を露出しない衣服を着用し,有効な成分を含む虫除け剤(成分としてディート(DEET,N,N-Dietil-3-metilbenzamidaまたはN,N-Dietil-m-toluamidaとも表記),ピカリジン(Picaridina,Icaridina,KBR3023と表記)またはIR3535(Ethyl N-acetyl-N-butyl-ß-alaninate,Ethyl Butylacetylaminopropionateと表記)を含むもので,これらはメキシコ国内で入手可能)を使用するなどして蚊に刺されない工夫をすることが必要です。
なお,これらの成分を含む製品の例は次のとおりです。これらの製品には同じブランド名でも有効成分の濃度が異なるものがあり,濃度が低いものは効果の持続時間が短く,頻回の使用が必要となりますので,使用の際には製品に記載された用法・用量に従い,適切に使用して下さい。
・OFF!
http://www.scjohnson.com.mx/off/home.html
・mon amour
http://monamour.mx/repelente-contra-insectos-de-120-ml250ml/
(3)また,性行為による感染は,これまで考えられていたよりも一般化していることがわかってきており,調査結果からは,ウイルスが精液の中に約6か月残存する可能性があることも分かってきています。このためWHOは,流行地域から帰国した全ての男女に対し,症状の有無にかかわらず,帰国後も最低6か月間はコンドームを常に使用するなどして安全な性行為に努めるか,性行為を控えるべきと勧告しています。
3 日本政府においては,政府広報オンラインにおいてジカウイルス感染症を防ぐためのポイントや関連リンクを紹介しています。また,厚生労働省においてリーフレットを作成していますので併せてご参照ください。
<政府広報オンライン>
何が危ない?どう防ぐ?ジカウイルス感染症(ジカ熱)予防のポイント
http://www.gov-online.go.jp/useful/article/201605/2.html
<厚生労働省作成リーフレット>
・ジカウイルス感染症等の蚊媒介感染症の感染予防
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000127145.pdf
・蚊を減らすための対策
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000127146.pdf
・児童の保護者等向け
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000127156.pdf
引用元:外務省海外旅行登録「たびレジ」
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/
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