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キャリアはお金稼ぐ仕事だけじゃなよなーと、育児×海外生活で思えた話。

海外生活を始めて、自分のキャリアの捉え方ががらっと変わりました。

海外生活する前の私が考えるキャリア

東欧の国に駐在妻として来る前までは、キャリア=お金がもらえる仕事、と考えていました。言い換えれば、お金の稼げない仕事=キャリアじゃないと言うこと。

だから駐在妻になって最初の頃は、私は駐在妻になって専業主婦になったので、キャリアが途絶えたと考えていました。なので、キャリアが途絶えたことによる不安だったりとか、お金が稼げなてない自分は今とても価値が無い人間だと思ったりとか、仕事をしている同世代の友人と比べて焦ったりとか、そういう思いが頭の中をぐるぐる回っていて、精神的にすごく暗いネガティブな時期を過ごしました。

キャリアの捉え方が変わったきっかけは、「育児」と「海外生活」体験

そういう思いが時間とともに変化してきました。そのきっかけは育児の大変さを身をもって知ったことと、海外生活を通して、世の中にはいろんな価値観があってお金がなくても稼いでなくても楽しく過ごしていて、思ったよりも責められない環境がある人がたくさんいる事を、実感することができたからです。

育児に時間とエネルギー使って忍耐とスキルを得る、これもキャリア。

まず育児に関して、私の考えをまとめてみます。まず、私(を含めて多くの人)が育児というサービスを受けたことを覚えていません。まあ小学生以降の記憶はありますが、自分が子どもを育てる前までは、それは当たり前でむしろ他人と比べてやってもらえなかった事等の不満ばかりに焦点があたっていたように思います。また、私の家族は核家族で、小さな子どもを世話する経験がほぼ皆無だったのもあって、育児がどんなに大変か、気づいたのは、実際に自分の子供を産んで育て始めた時でした。

自分の子供を育てる事でお金をもらう人はまずいないと思います(助けを求めるためにお金を払うことはあっても)。じゃぁ自分の子供を育てること(お金にならないこと)は、無価値なのか。そうじゃない。もし仮に育児がお金もらえない仕事だから、無価値だとしたら、私自身の存在意義を否定することになります。そうした行動がなければ私は今存在しないから。産まれてすぐ死んでる!!

じゃあ、育児は無報酬の性質の仕事なのか?というとそうでもなくて、今私は、お金以外のお金には変えられない大切なものを受け取っていると思います。それは、とても大切な、重要なもの何かなのです。今まさに絶賛子育て中なので、うまく言葉にできないけれど。だけど言えることは、やはりそれを手に入れるために、それなりの時間とエネルギーと忍耐と知識、スキルが必要になっているといくこと。あれ?それっていわゆるキャリアじゃん!!と気づいたわけです。お金にならないだけで。

だから、私は今は駐在生活を選択したことでキャリアが分断したと考えるのではなく、育児と言うキャリアを積み上げてると選択をした思っています。このキャリアは絶対に他の仕事(キャリア)にも生きていくに違いないと確信しています。だってどんな仕事にもかける時間とエネルギーと、忍耐とスキル必要だから!

もちろん、今は育児とお金になる仕事を同時にこなして生活している女性もたくさんいます。そういう人はとても尊敬しますし、そういう選択は尊重されるべきだと思っています。ただ、私にとって育児と言う仕事は大変労力のいるかつ気の抜けない仕事だと思っているので、今はそれに注力したいと言う選択をしたと考えています。ただ育児もお金を稼ぐ仕事もいつまでも同じものがあるわけではありません。時間の経過とともに、お金になる仕事もしてそっちのキャリアも再開したい!と考えています。

海外生活で気づく、日本で知ったつもりになっていた価値観の多様性

次は、キャリアの捉え方を変えたもう一つのきっかけの1つ海外生活について。日本にいた頃は、私は結婚して子供を持っても女の人も働いて両立すると言うのが当然目指すべき方向だと考えていました。というのも、私は地方から上京し、理系の国立大学を出て、理系の大学院に行って、正社員に新卒で入社するという「いわゆるな道」を特別な苦労もなく、別の道にはずれるでもなく、進んでいました。という訳で、私の周りには、正社員で働きながら子育てを目指す人が大半で、それが私自身も当たり前、を通り過ぎて無意識レベルでそう思っていたのでした。

ところが、海外生活を始めて、仕事も辞めて、子育てと家事だけが主な仕事になって、上記の目指すルートから外れてしまいました。最初はどうなるか不安だらけだけでした。でも、いざ外に出かけてみると、また現地の日本人と交流すると、私の無意識レベルで当たり前だと思ってきたことが当たり前じゃない世界が普通にあるということがわかってきました。

ずっと子育てしたい専業主婦でいたいと切望している人もいるし、ほぼ無職でずっと親戚のスネをかじっている人もいるし、街には平日の昼からコーヒーを飲んだり新聞を読んだりのんびり過ごしている老若男女が溢れていたりと、自分の常識が常識じゃない世界が目の前に広がっている。しかも、ここが重要なのですが、結構みんな楽しそうそれで何とかなっているという現実がある。もちろん、私には見えない苦しみはあるでしょう。けど、目の前で現状笑っている人たちがいる。優しくしてくれる人達がいる。これを体験したときに私は、なんだ別に働かなくても(お金が稼げなくても、少なくても)、結構みんな楽しそうに生活してるじゃない。じゃぁなんでもやりたいことやってればいいのかな、なんてすごく楽観的に考えるようになってきて、働かないとダメだ育児と両立しないとダメだと言う固定観念がガラガラと崩れてしまいました。

今できることをやりつつ毎日楽しみながら過ごす

もちろんこんなこと言えるのは、生活するのに困らないお金を夫が稼いで生きているからこそ言えることだと言う事は認識しています。だからもし仮に夫が急な病気や事故で働けなくなるような状況に変わった場合はそうも言っていられない、そういうリスクがあるということを考えると不安になります。だけど、まだ起こっていない不安をのことを考えるよりも、今できる事をやりつつ毎日楽しみながら過ごしていくことが未来明るい未来の一歩になるのだと本当に信じるようになりました。少なくとも今無収入の状態で夫が働けなくて収入が途絶えたということが起こったとしても、働かずに子育てをしながら海外生活をしたことを後悔すると言う事は絶対にない!と言い切ることができます。それくらい私は楽しみ、また多くのものを得ました。

キャリアは日々自分が積み上げたものの結果

つまりキャリアというものは、お金になるならないにかかわらず、自分の知識であったりスキルであったり時間であったり労力であったりを積み上げた結果のものだ、と今は考えています。幅広く捉えれば、やはり無駄になるなんて事は1つもない。ただそれがお金になるかならないかで価値がある価値がないと判断してる場合が多いだけなんだと気づくことができました。

だから自分の目指したい方向に少しでも近づくようなキャリアを積み上げていくという考え方で日々を過ごせばいいと思っています。その時その時で出来ることには限りがありますが、その中でちょっとでもできること、目指したい方向にに一歩でも1ミリでも近づくということを毎日していけば、お金になるならないに関係なくキャリアは積み上がっているはずです。

他人は、私の行動・状況をみて、遅いとか、怠けてるとか、もっとできるとか、他の人はもっとやってるとか、ただ恵まれてるだけ、ただ運が良いだけ、言ってくるかもしれないけれど、新しい提案のない批判や、ただのディスりは基本無視する方向でいきます(笑)。

その代わりに、自分のペースで進めてきた結果の責任は取れるように精進すること望まない結果がでても受け入れること、少なくとも絶対後悔はしないように毎日を過ごすことが重要かなと思っています。

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駐在妻として東欧の国で生活中。1年半経過。パワフル2才児の育児中。生後6ヶ月から家族で合計7カ国海外旅行しました。海外生活に目覚め、将来自立した海外移住を目指し、日々考えたり試したり。その辺も含めて海外生活のあれこれをブログに書いています。

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